老後の貯蓄はどのくらい必要?

老後、安心して暮らしていけるか心配です。どのくらい貯蓄があれば大丈夫でしょうか?(30代 女性)

この質問、非常に多くいただきます。
というか、「お金の健康診断」を申し込まれる方全員に共通している「心配事」ですね。

「お金の健康診断」で作成する「キャッシュフロー表」にて、この質問は解決するのですが、今回は、必要貯蓄額(概算)の求め方を解説したいと思います。

老後の貯蓄額を決めるもの

必要貯蓄額を求めるのに、必要な情報は次の3つです。

  1. リタイア後の年間収入額
  2. リタイア後の年間支出額
  3. 退職金の額

①の収入額とは、公的年金額やその他個人年金などが当てはまります。
②の支出額は、生活費・家賃(住宅ローン返済)・保険料・その他一時的な出費などになります。

そして、「リタイア後の余命」を想定します(長めに見ておいた方が良いです)。例えば、65歳でリタイアし、100歳まで生きるとすると、

100歳 - 65歳 = 35年

ということになりますね。

計算式

必要貯蓄額は以下の式で求められます。

必要貯蓄額 = ( ② - ① )× リタイア後の余命 - ③

例えば、

リタイア後の年間収入額:200万円
リタイア後の年間支出額:300万円
退職金の額:1,000万円
リタイア後の余命:35年

とすると、必要貯蓄額は、

( 300万円-200万円)× 35年 - 1,000万円 = 2,500万円

ということになります。

必要な対策は?

この「必要貯蓄額」ですが、かなり半端ない金額になる方が多いと思います。
ですから、できるだけ早いうちから、「つみたてNISA」や「iDeCo」で効率的に準備する必要があるんですね。

必要貯蓄額があまりにも実現不可能な場合は、①リタイア後の収入を増やすことで対応します。

いちばん手っ取り早いのは、

「リタイア後も働き続ける」もしくは、「リタイアする年齢を遅らせる」

ということになります。

さらに、「公的年金の受給開始を70歳まで繰下げして年金額を42%増やす」を組み合わせても良いでしょう。

FP山本

老後資金の準備も大事ですが、今の生活も大切です。
貯蓄に無理をしすぎず、リタイア後の収入を増やすことも考えましょう。

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