【FP山本の派遣社員体験記】ハケンに品格は必要なの?(1)

FP相談にて、「結婚・妊娠を機に退職した女性が、将来再就職することについてハードルが高い」といった声をよく聞きます。

「そんな時こそ派遣で復帰しましょう!」

私こそ、「品格」なんて言われる前から派遣を利用しまくり、派遣に救われたひとりです。
10年前にFP事務所を立ち上げるも、恥ずかしながら2020年までは、生活のために派遣を兼業してきました。

思い返せば私の派遣歴は、派遣先6社で通算10年になります。感覚的には、もっと長い気がしますが(笑)
そこでは、たくさんの素敵な出会いもありましたし、派遣という職業によって成長もできました。

せっかくなので、派遣体験談を書いていきたいと思います。
派遣との最初の出会いは2003年。当時のことは、今の時代に合わないことも多いと思いますが、面白半分で、少しでも参考にしていただけると幸いです。

私と派遣の出会いは、いつも切羽詰まってる

私がFPという職業に向いているとすれば、ハチャメチャな人生を経験してきたということでしょう。

FPの仕事って、あらかじめ計画を立てることももちろん大事ですが、予期しない出来事が起こった時(金銭的に)生きていく術をアドバイスすることも大事です。むしろ今の時代に必要なスキルだと思っています。

私は人生に行き詰ったとき、「とりあえず逃げる」という選択肢をとり、そこからどのようにすれば生きていけるかを考えます。
ある意味、私の性癖です。もちろん、これが正しいとは思いません。

保険会社で働いていた父は転勤が多く、私は幼いころから何度も転校を繰り返してきました。転校生というのは大抵いじめられるものです。
そのいじめは短期間で終わることもあれば、長期間にわたることもある。

そのいじめにきちんと向き合うべきだったのでしょうが、向き合う間もなく次の転校がやってくる…
それを繰り返すうちに、「転校でリセットできる」ことを覚えてしまいました。

次の転校先では、前にいじめられた時の反省を活かしてうまくやればいい。そんな風に思っていました。

話がそれました。派遣の話でしたね。

2002年、結婚してハワイで生活をしていた私は、まあいろいろあって、1年後には離婚して帰国することになりました。
貯金は、帰りの飛行機代くらいしかありませんでした。
この結婚自体、私の親は反対でしたので、「ほら見たことか」と言いながらも、実家に戻ることを許してもらいました。

とりあえず、仕事を探さねば…

「派遣」という職種をどうやって知ったのか、今となっては思い出せませんが、たぶんネットで転職サイトを検索しているうちに見つけたのだと思います。
帰国して1週間後には派遣登録し、即面談。2週間以内には働きはじめていたと思います。外資系証券会社のアナリストアシスタントでした。

そうです。派遣のいいところは、すぐに仕事が見つかる事です。
その後も、何度か見知らぬ土地に移住することになりますが、その都度、引っ越してから概ね1週間以内に働き始められています。
それらは全て、大手企業の事務派遣です。

私にとって派遣という職業は、そういう意味でも救世主なのです。

(続く)